新潟工業短期大学
新潟工業短期大学 | |
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大学設置 | 1968年 |
創立 | 1962年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人新潟科学技術学園 |
本部所在地 | 新潟県新潟市西区上新栄町5丁目13番7号 |
学部 | 自動車工業科 |
研究科 | 自動車工学専攻 |
ウェブサイト | http://www.niigata-ct.ac.jp/ |
新潟工業短期大学(にいがたこうぎょうたんきだいがく、英語: Niigata College of Technology)は、新潟県新潟市西区上新栄町5丁目13番7号に本部を置く日本の私立大学。1962年創立、1968年大学設置。大学の略称は工短。自動車工学について学び、自動車整備士や電子制御に関する技術者を目指すことができる。
概観[編集]
大学全体[編集]
新潟工業短期大学は、新潟県新潟市西区内にある日本の私立短期大学。学校法人新潟科学技術学園により1968年に北都工業短期大学として設置された。自動車工業科が当初から存在する。1994年度より新学科の設置もなされたが、現在は当初と同じ自動車工業科のみの単科短大となっている。
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
新潟工業短期大学における建学の精神は「実学一体」となっている。「実学一体」の「実」は実用のことであり、本学で学んだ知識と技術を実際に用いて、社会に役立つ人になって欲しいという願いが込められている。「実学一体」の「学」は学問のことであり、社会がダイナミックに変化し、技術が急速に進化している現代にあっては、日々の勉学が必要であり、学問をおろそかにしてはならないという思いが述べられている。「実学一体」の「一体」は「実」と「学」の単なる合体ではなく「学問を実際に活かし、実際からまた学ぶ」という姿勢を表している。「実学一体」を習得し、積極的に地域社会に貢献できるような技術者になってもらいたいとの願いが込められている。
教育および研究[編集]
新潟工業短期大学
「教育基本法及び学校教育法の趣旨にのっとり、自動車工学に関する専門の学術を教授し、その応用能力と豊かな教養と人格を涵養し、もって有用な実践力に富む人材を育成することを目的とする。」
自動車工業科
「自動車工業科は、自動車工学に関する学理と自動車の整備技術の修得を通じて、自己の人間性をより高く啓発するとともに、学問的情熱と実践力に富む技術者を育成し、もって地域社会に貢献することを目的とする。」
専攻科 自動車工学専攻
「専攻科は、短期大学の自動車工学の基礎の上に、より高い学術及び技術を教授研究し、もって広く産業の発展に寄与する人材を育成することを目的とする。」
学風および特色[編集]
- 新潟工業短期大学は開学当初より、自動車整備士の養成に力を入れている。
- 現在、信越地方で唯一の自動車工業系の短期大学となっている。
- 2016年からは電子制御コースを設置し、製造・物流・設備管理といった業界で活躍できる技術者を育成している。
- クラス担任制を取り入れ、学生の就学支援を徹底して行っている。
- 自動車部が盛んで、1998年ホンダ・エコノパワーにて学生の部で1位を獲得している。
- 出身者は県内ほか、北信越・関東・東北などが多い。
沿革[編集]
- 1962年(昭和37年)新潟高等工学院創設
- 1967年(昭和42年)学校法人新潟科学技術学園設立認可(新潟県)
- 1968年(昭和43年)北都工業短期大学自動車工業科(入学定員100名) 設置認可 (文部省)
- 1968年(昭和43年)北都工業短期大学開学 自動車工業科設置
- 1969年(昭和44年)自動車工業科入学定員増(入学定員150名)認可(文科省)
- 1969年(昭和44年)自動車整備士技能検定規則第18条第6項に該当する大学として認定(運輸省)
- 1969年(昭和44年)新潟県自動車整備振興会技術講習所分教場に指定
- 1972年(昭和47年)専攻科自動車工業専攻開設(入学定員30名、修業年限1年)
- 1982年(昭和57年)新潟工業短期大学と名称変更(文科省)
- 1990年(平成2年) 自動車工業科臨時定員増(平成11年度まで100名)認可 (文部省)
- 1993年(平成5年) 自動車工業科収容定員減(入学定員120名)認可(文部省)
- 1994年(平成6年) 生産システム工学科(入学定員80名)設置認可(文部省)
- 1996年(平成8年) 専攻科生産システム工学専攻開設 (入学定員16名、修業年限2年)
- 1999年(平成11年)自動車工業科収容定員増(入学定員220名)認可
- 2004年(平成16年)専攻科(自動車工業専攻・1年制)廃止
- 2004年(平成16年)専攻科(自動車工学専攻・修業年限2年・1級自動車整備士課程)開設
- 2004年(平成16年)生産システム工学科入学定員変更(40名)
- 2005年(平成17年)生産システム工学科をシステムデザイン学科と名称変更
- 2006年(平成18年)専攻科生産システム工学専攻を廃止
- 2008年(平成20年)自動車工業科入学定員変更(160名)
- 2009年(平成21年)システムデザイン学科廃止
- 2012年(平成24年)自動車工業科入学定員変更(150名)
- 2015年(平成27年)自動車実習棟鉄筋2階建校舎竣工
- 2016年(平成28年)自動車工業科電子制御コース設置
- 2016年(平成28年)自動車工業科収容定員変更(入学定員120名)
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 新潟県新潟市西区上新栄町5丁目13番7号
交通アクセス[編集]
教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
- 自動車工業科
過去にあった学科[編集]
- システムデザイン学科
専攻科[編集]
- 自動車工学専攻
より高度な自動車工学について学ぶ課程で、2年間の就学で1級小型自動車整備士の取得を目指すことができる。2級ガソリン自動車整備士およびジーゼル自動車整備士の両方の資格を取得した人を対象に、同大学自動車工業科以外にも、短期大学ほか高等専門学校・専修学校専門課程卒業者も入学の対象としている。
過去にあった課程[編集]
- 生産システム工学専攻
別科[編集]
- なし
取得資格について[編集]
- 自動車整備士受験資格:自動車工業科
- 中古自動車査定士、損害保険募集人資格、ガス溶接技能講習修了資格、危険物取扱者資格、低圧電気取り扱い従事者特別講習修了資格
研究[編集]
- 『電気学会誌』
- 『電気学会雑誌』
- 『自動車工学』など多数。
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
学園祭[編集]
- 新潟工業短期大学の学園祭は「流麗祭」と呼ばれ毎年、10月に行われる。
スポーツ[編集]
- 本学バスケットボール部が、「全国私立短期大学体育大会」男子の部で優勝するなどの活躍をみせている。
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
- 新潟工業短期大学同窓会組織がある。
大学関係者一覧[編集]
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出身者[編集]
- 佐藤公威 : プロバスケットボール選手、2005年卒業
施設[編集]
キャンパス[編集]
対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
系列校[編集]
社会との関わり[編集]
- 公開講座を行っている。
卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
- 自動車工業科:在学中に取得した資格を活かした職に就く人が多い傾向にある。就職先の一例として新潟スバル自動車・新潟トヨペット・新潟日産自動車・新潟日産モーター・日野自動車・新潟マツダ自動車・新潟三菱自動車販売・日産プリンス新潟販売・フォード新潟など県内の自動車関連企業ほか、信越地方や北陸地方・関東地方・東北地方など概ね北日本・東日本への就職者がほとんどである。
編入学・進学実績[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『新潟工業短期大学』入学案内小冊子