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PEACE STADIUM Connected by SoftBank

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長崎スタジアムシティ > PEACE STADIUM Connected by SoftBank
PEACE STADIUM Connected by SoftBank
ピースタ
地図
PEACE STADIUM Connected by SoftBankの位置(長崎県内)
PEACE STADIUM Connected by SoftBank
施設情報
所在地 長崎県長崎市幸町
位置 北緯32度45分31.6秒 東経129度51分53.9秒 / 北緯32.758778度 東経129.864972度 / 32.758778; 129.864972座標: 北緯32度45分31.6秒 東経129度51分53.9秒 / 北緯32.758778度 東経129.864972度 / 32.758778; 129.864972
起工 2022年6月26日[1]
開場 2024年10月14日(正式開場)
所有者 ジャパネットホールディングス
運用者 リージョナルクリエーション長崎
グラウンド 天然芝
設計者 環境デザイン研究所安井建築設計事務所共同企業体、竹中工務店
建設者 竹中工務店
ウェブサイト https://www.nagasakistadiumcity.com/stadium/
使用チーム、大会
収容人員
約20,000席

PEACE STADIUM Connected by SoftBank(ピーススタジアム コネクテッド バイ ソフトバンク、略称「ピースタ」)は、長崎県長崎市幸町で整備中の都市再開発地区「長崎スタジアムシティ」に建設中の球技専用スタジアムジャパネットホールディングス(ジャパネット)が事業主となり、傘下の株式会社リージョナルクリエーション長崎が事業主体となって運営に当たる予定。ジャパネット傘下のJリーグV・ファーレン長崎がホームスタジアムとして使用する予定となっている[2]

通信大手のソフトバンクが命名権を取得し、「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」の名称としている(詳細後述)。

概要[編集]

三菱重工業長崎造船所幸町工場の事業を他工場に移転し施設を閉鎖するにあたって三菱重工業が公募した、当該土地の活用事業者ならびに事業計画にジャパネットが応募し採用された「長崎スタジアムシティプロジェクト」の中核となる施設で、ジャパネット、ジョーンズ・ラング・ラサール竹中工務店の3社がプロジェクトの中核を担って整備される。

「ピッチまでの距離日本最短の約5m」を始めとした、観戦体験を重視した構造と、日本初となる「ホテル一体型スタジアム」を実現させているのが特色となっている。

スタジアムシティのグランドオープンに先立つ2024年10月6日の明治安田J2リーグ第34節・V・ファーレン長崎対大分トリニータの試合が実質的な供用開始となる予定で、グランドオープン前日の2024年10月13日には福山雅治による無料こけら落としライブが開催される予定となっている[3]

施設概要[編集]

35,000 m2の敷地中央に天然芝ピッチを配し、南北と西側には地上6階建て(RC造、高さ約28 m)の観客席が、東側にはスタジアム観客席と一体となったホテル棟「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」(地上14階建て、高さ約60 m)が建つ。西側観客席がメインスタンド、東側のホテル棟がバックスタンド側となる。

観客席は基本的に全周で2層式で、1階から3階が下層席、4階と5階が上層席になる[4]。スタジアム全周において最前列とピッチ(サイドライン・ゴールライン)との距離を規定で定められたギリギリの5mまで近づけて臨場感を演出する一方、全座席にドリンクホルダーを設置するなど快適性にも配慮した[4]。座席のカラーリングは長崎の海のディープブルーと長崎の空のスカイブルーをグラデーションで配色したものとなっている[5]

両チームのベンチは欧州のサッカースタジアムで多く見られる観客席一体型(観客席埋め込み型)となり、ベンチに近いメインスタンド中央前列の観客席は「プレイヤーズスイート」と名付けられた食事付きのVIP席として販売される[6]

ホテル棟は「日本初のサッカースタジアムビューホテル」を謳うように客室全243室の約7割がスタジアム側に向いている[7]ほか、6階に設けられるプール、半露天風呂、サウナからもスタジアムが眺められる[8]。なお、ホテル棟(バックスタンド)の下層スタンドは一般向けの観客席だが、上層(4階・5階)はボックス席及びスイートルームとなっている[4]

命名権[編集]

2022年12月19日、ジャパネットホールディングスと通信大手のソフトバンクは、長崎スタジアムシティプロジェクトにおいてICT領域で連携すると共に、ソフトバンクがスタジアムの命名権を取得し、スタジアムを「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」と名付けることを明らかにした[9]。契約期間は2029年1月31日までの5年間で、契約額については明らかになっていない[10]

アクセス[編集]

出典[編集]

  1. ^ 長崎スタジアムシティプロジェクト起工式&新CM・新スローガン発表会実施いたしました。最新完成予想図も公開中!』(プレスリリース)リージョナルクリエーション長崎(長崎スタジアムシティ)、2022年7月6日https://www.nagasakistadiumcity.com/news/20220706-2/2024年6月7日閲覧 
  2. ^ V・ファーレン長崎 新ホームスタジアム登録名称について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2023年10月13日https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=IMPORTRELEASE000795092024年6月7日閲覧 
  3. ^ 福山雅治、長崎スタジアムシティこけら落としで無料ライブ「何十年先まで語ってもらえるように」”. マイナビニュース (2024年6月7日). 2024年6月7日閲覧。
  4. ^ a b c 日本で最もピッチに近い座席を全方向で楽しめる日本初のスタジアム ~ピッチまで最短約5mを実現!全席ドリンクホルダー付きで臨場感があり快適な観戦が楽しめる~』(プレスリリース)リージョナルクリエーション長崎、V・ファーレン長崎、2023年9月15日https://www.nagasakistadiumcity.com/news/20230915-2/2024年6月7日閲覧 
  5. ^ 新スタジアム座席デザイン決定のお知らせ ~訪れるすべての方が平和を感じ、平和について考える場所へ~』(プレスリリース)リージョナルクリエーション長崎、V・ファーレン長崎、2023年8月9日https://www.nagasakistadiumcity.com/news/20230809-2/2024年6月7日閲覧 
  6. ^ 日本一ピッチに近い大迫力の観戦体験と最高のおもてなし!「プレイヤーズスイート」詳細決定! ~2024シーズン新スタジアムホームゲーム開催時席割決定!毎週1回発表開始!~』(プレスリリース)リージョナルクリエーション長崎、V・ファーレン長崎、2023年8月31日https://www.nagasakistadiumcity.com/news/0831-2/2024年6月7日閲覧 
  7. ^ 部屋からサッカー観戦いかが?スタジアムシティホテル春から宿泊予約開始”. 長崎文化放送 (2024年2月14日). 2024年6月7日閲覧。
  8. ^ ACTIVITY & RELAXATION”. STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI. 2024年6月7日閲覧。
  9. ^ ジャパネットとソフトバンクが長崎スタジアムシティプロジェクトで連携』(プレスリリース)ジャパネットホールディングス・ソフトバンク、2022年12月19日https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2022/20221219_01/2024年6月7日閲覧 
  10. ^ 長崎、新スタジアムの登録名称が「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」に!…略称は「ピースタ」”. サッカーキング (2022年12月21日). 2024年6月7日閲覧。

外部リンク[編集]