酒井伸和
酒井 伸和(さかい のぶかず、1971年[1] - )は、PCゲームブランド「minori」のプロデューサー。略称は「nbkz」[2]。2007年4月現在、株式会社ミノリの代表取締役である[3]。大阪府出身[1]。室蘭工業大学大学院応用化学専攻修士課程修了[1]。
minoriのプロデューサーとして、同ブランドのゲームで原作・監督・監修やテーマソングの作詞等を務めている他、TYPE-MOONの「Fate/stay night」では背景に名を連ねている。コミックマーケット等の美少女ゲーム関係イベントや、新作発売前の販促活動でユーザーを対象としてトークを開き、自ブランドの内情や業界批評を話すことで一部に有名。
来歴[編集]
室蘭工業大学大学院を修了後にソフトバンクへ入社し、雑誌の編集者として活動する[1]。その後はフリーライターとして、コンピュータ関連の雑誌記事・書籍を執筆する[1]。1999年にマンガズー・ドット・コムへWebサイト編集者として入社[1]。2000年に編集部から制作部へ異動し、minoriブランドの立ち上げに携わる[1]。
2007年3月に行われた、コミックス・ウェーブのマネジメント・バイアウトにより、株式会社ミノリの代表取締役に就任[3]。
2019年にminoriでのソフトウェア制作を終了した後は[4]、エイベックス・テクノロジーズにてディレクターとして3Dアニメーション動画の制作に従事[5]。CEDEC 2020にて、新型コロナウイルス感染症 (2019年)によるリモートワーク環境下でのアニメーション制作技法について講演を行った[5][6]。
作詞提供[編集]
- 笠原弘子
- 「Feel on the wind.」(2004年)
- 原田ひとみ
- 「春 -feel coming spring-」(2004年)
- 「とどけて、My Heart!」(2006年)
- 「いつか、また」(2006年)
- 「悠久の翼」(2006年)
- 「emotional flutter」(2008年)
- 「ever forever」(2008年)
- 「little explorer」(2009年)
- 「echt forgather」(2010年)
- 「The Brave Under The Summer Sky.」(2012年)
- 「RUN.EVE.RUN」(2014年)
- 「Cherish」(2015年)
- 「Rendezvous」(2016年)
- 「Tetra.」(2017年)
- 桜井美鈴
- 「Be Catch!」(2004年)
- 田口宏子
- 「I'm here」
- ELISA
- 「euphoric field」(2007年)
- 「ebullient future」(2008年)
- Machico
- 「Magical Happy Show!」(2011年)
- nerine
- 「星を掴んで」(2012年)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f g 酒井伸和「アダルト美少女ゲームにおけるブランド戦略のメリット、デメリット」『CD-ROM fan.』第95号、株式会社毎日コミュニケーションズ(現・株式会社マイナビ)、2001年10月、70-71頁。
- ^ “平均年収は300万円以下?! 衰退化が止まらない美少女ゲーム業界の現状”. ビジネスジャーナル. p. 1 (2013年2月24日). 2013年6月22日閲覧。
- ^ a b 『コミックス・ウェーブ会社分割のお知らせ』(プレスリリース)株式会社コミックス・ウェーブ (Internet Archive)、2007年4月 。2013年1月2日閲覧。
- ^ “ゲームブランドのminoriがソフト制作を終了 新海誠「素敵なコンテンツをありがとう」”. ねとらぼ (2019年2月28日). 2022年11月6日閲覧。
- ^ a b “VR空間でアニメ制作!? エイベックス・テクノロジーズの次世代ツール「AniCast Maker」とは”. GAME Watch (2020年9月1日). 2022年11月6日閲覧。
- ^ 【CEDEC2020】AniCast Makerを用いた、ライブセッション式アニメーション制作技法~リモートワークによる制作事例~ - YouTube