聖徳栄養短期大学
聖徳栄養短期大学 | |
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大学設置 | 1963年 |
創立 | 1954年 |
廃止 | 2006年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人オリムピア学園 |
本部所在地 | 東京都葛飾区西新小岩1-4-6 |
学部 |
食物栄養学科 第一部 食物栄養専攻 食品科学専攻 食品・調理コース 製菓・製パンコース 第二部[1] |
研究科 | 食物栄養専攻 |
聖徳栄養短期大学(せいとくえいようたんきだいがく、英語: Seitoku Junior College of NutritionまたはSeitoku Nutrition Junior College[2])は、東京都葛飾区西新小岩1-4-6に本部を置いていた日本の私立大学である。1963年に設置され、2006年に廃止された。大学の略称は聖栄短。学生募集は2004年度まで[3]。翌年度より東京聖栄大学の設置により短期大学は学生募集を停止し、2006年9月12日に正式廃止[4]。聖徳大学・聖徳大学短期大学部・岐阜聖徳学園大学・岐阜聖徳学園大学短期大学部とは別系列。
概要[編集]
大学全体[編集]
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
- 本学は食品および栄養に関する専門知識と技能を授け、栄養士養成および食品関連技術者養成などの職業教育を行うとともに、広い視野に立ち、高い識見を具え、愛情豊かにして、心身ともに健全な社会人、家庭人を育成し、もって我が国の文化の向上に資することを教育の目的とする[5]。
- 校名は聖徳太子の威徳をしのび、その聖徳をとったものである。太子十七条憲法の第一条「和を以て貴しとなす」の和の精神を基本に、誠意、熱意、創意の三意をもって事に処し、真善美に生きることを人生の理念とする[5]。
- 校訓 「和」[5]
教育および研究[編集]
- とりわけ栄養士の養成には力をいれていた。その他、食物科学に関する専門教育も行われていた。
学風および特色[編集]
沿革[編集]
- 1947年 オリンピア学園が創立される。
- 1954年 聖徳高等栄養学校を創設。
- 1957年 聖徳栄養専門学校に改組。
- 1963年 聖徳栄養短期大学開学。食物栄養科を置く:在学者数は50(うち男子5)[6]
- 1964年 第二部が設置される:[7]。
- 1969年 食物栄養科を食物栄養学科に変更される。
- 1972年 別科食物専修を設置。
- 1983年 別科食物専修を廃止。
- 1986年 食物栄養学科の専攻分離が行われる。
- 食物栄養専攻
- 食品科学専攻
- 1987年 男女共学の第二部が廃止となったため、事実上の女子大学に移行。
- 1996年 専攻科食物栄養専攻を設置。
- 2002年 再度、男女共学化する。7名の男子学生が入学した。
- 2003年 食品科学専攻に製菓・製パンコースと食品・調理コースを開設
- 2004年度をもって学生募集を終了する[3]。翌年度より東京聖栄大学に移行。
- 2006年9月12日 正式廃止[4]。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 東京都葛飾区西新小岩1-4-6
象徴[編集]
教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
専攻科[編集]
- 食物栄養専攻:大学評価・学位授与機構認定。修業年限は昼間部1年制。
別科[編集]
- 食物専修
取得資格について[編集]
- 栄養士:食物栄養専攻。
- フードスペシャリスト:両専攻共通
- フードサイエンティスト:両専攻共通
- かつて設置されていた別科食物専修は調理師資格が取得できる課程を置いていた。
受験資格
- 管理栄養士国家試験受験資格:食物栄養専攻は、栄養士としての実務経験3年以上必要。専攻科は、栄養士としての実務経験2年以上必要。
- 製菓衛生師:食品科学専攻製菓・製パンコース
- 中級バイオ技術認定試験:食品科学専攻
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
- 聖徳栄養短期大学で活動していたクラブ活動
大学関係者と組織[編集]
- 聖徳栄養短期大学の同窓会は、聖徳栄養専門学校時代から「聖栄会」と称し活動していた。現在も、「聖栄会」の名称のまま、東京聖栄大学の卒業生を受け入れている[13]
- 聖徳栄養短期大学には、生活協同組合・保護者組織・教職員組合といった組織は設けられていなかった。
大学関係者一覧[編集]
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- 國分康孝 - 元 本学教授
出身者[編集]
施設[編集]
キャンパス[編集]
- 1966年 短期大学1号館が設置される。
- 1972年 3号館が設置される。
- 1976年 船橋校舎を設ける。
- 1980年 1号館校舎を改築。
- 1982年 1号館校舎を増改築。
- 1985年 図書館棟が完成。
- 1986年 第2グラウンドに厚生施設棟を設置。
- 1987年 4号棟が完成。
- 1988年 第二運動場厚生施設棟が増築される。
- 1989年 給食管理実習棟が完成する。
- 1997年 5号館校舎が完成。同時に、体育館や講堂が完成する。
学生食堂[編集]
- 聖徳栄養短期大学には学生食堂(学食)がなかった。そのかわり、2年生の給食管理実習の授業で、学生と教職員全員分の昼食を作って提供していた。
講堂[編集]
寮[編集]
対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
- 放送大学との単位互換をしており、最大15単位までの範囲で卒業単位として認定。
姉妹校[編集]
- 聖徳調理師専門学校
系列校[編集]
- 附属学校の欄を参照。
卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
- 食物栄養学科
- 第一部
- 食物栄養専攻:資格や免許を活かして魚国総本社・山崎製パン・エームサービス・シダックス・メフォス・日清医療食品・グリーンハウス・ニッコクトラスト・栄養食・アイビス[要曖昧さ回避]・エム・ティー・フードなどの食品関連企業ほか東京慈恵会医科大学附属病院・埼玉医科大学・北里研究所病院等の医療機関や各種社会福祉施設や保育所など多岐にわたっていた。
- 食品科学専攻:一般企業での研究・技術または一般事務が割合として多かった。就職先として、スタミナ食品・アサヒビール・千葉製粉・昭和産業・日清製油・オリエンタル酵母工業・理研ビタミン・キユーピー醸造・日本化工食品・王子コーンスターチ・エバラ食品・協同飼料・合同酒精・養命酒製造・ミヨシ油脂などの食品関連企業での研究・技術職や伊藤ハム・エースコック・東京めいらく・明治製菓・佐藤製薬・第一化学薬品・東京化成工業・ニチベイ・オオモリ薬品・国分・りそな銀行・足利銀行・国民銀行・オリエントコーポレーション・横浜冷凍・NECネッツエスアイ・石井食品・資生堂・花王・三越・そごう・フジパン・ワコール・クラヤ薬品・伊勢丹・イトーヨーカ堂・銀座マギー・東京トヨペット・野村證券・新光証券・東海東京証券等の一般職に従事する人など多岐にわたっていた[5]。
- 第一部
編入学・進学実績[編集]
附属学校[編集]
参考文献[編集]
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』(全国高等学校長協会編。第一法規出版)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『聖徳栄養短期大学』入学案内小冊子
脚注[編集]
- ^ a b 学生募集は1985年度入学生まで。1989年3月31日廃止。
- ^ CiNiiより
- ^ a b 第二部を除く。
- ^ a b 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』265頁より。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『聖徳栄養短期大学 2000year Guide』より
- ^ 昭和39年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)28頁より。
- ^ 昭和40年度版『総覧』29頁には記録なし。1966年度版の同書32ページに「男9、女54」と記載ある。
- ^ 「かつ よしお」と読む
- ^ 「ひらい こうざぶろう」と読む
- ^ 昭和61年度版『総覧』55頁より。
- ^ 昭和62年度版『総覧』55頁より。
- ^ かつての第二部を含む。
- ^ 聖栄会より。