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糸ひきあめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

糸ひきあめ(いとひきあめ)とは、耕生製菓(愛知県豊橋市)が販売するの内部から長いが通った駄菓子のこと。正式な商品名は「コーセー 糸引き飴」。

この飴は駄菓子屋に置いてあることが多く、糸を束ねてある中から1本を選んで引き、引き上がった飴が貰える(1回10円)。飴は大小さまざまなサイズがあり、色や味も異なるので、どの飴が貰えるかは完全に運次第。ハズレ飴は三角錐の小さなイチゴ味だが、当たり飴は平べったいフルーツなどの形をしており、一昔前までは一口で頬張れないほどに大きかった。近年になって物価の影響により、個々の飴のサイズが当時の三分の二から半分ほどに急激に小さくなり、当たり飴でも当時のハズレ飴と同等ぐらいのサイズになってしまった。さまざまな色があり、香料で風味をつけてあるので、正確には味が異なるというより風味が異なるといえる。1袋30本(30個)の飴で構成されているので、300円を払えばクジを引く事なく全ての飴を貰える(いわゆる大人買い)。

個包装されていないため、一般的なスーパーマーケットコンビニなどで販売されることは無い。駄菓子屋の減少に伴ってこの商品自体を店頭で見かけることも少なくなっている。

フルーツ糸引き飴の他に、コーラ糸引き飴、ソーダ糸引き飴も販売されており、販売元は同じ耕生製菓である(コーラ版とソーダ版はフルーツ版と異なり、全て同じ味となっている)。