斉田季実治
さいた きみはる 斉田 季実治 | |
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生誕 |
1975年10月3日(48歳) 東京都 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 北海道大学水産学部 |
職業 | 気象予報士 |
配偶者 | 斉田英子 |
子供 | 長男、次男、三男 |
斉田 季実治(さいた きみはる、1975年10月3日 - )は、日本の気象予報士、防災士。ヒンメル・コンサルティング代表取締役。
来歴・人物[編集]
林野庁に勤務していた父は転勤が多く、東京、秋田、大阪、熊本と引っ越しを重ね[1][2]、小学校は4校に通った。だが、スポーツが得意だったこともあり、どこでも早く溶け込むことができた[1]。
全国を転々としたが、一番長く熊本に住み、熊本県立済々黌高等学校を経て、住んだことのない土地に行きたいと思い[1]、北海道大学水産学部に入学。高校からラグビーを始め、大学時代は2団体に所属した。2年の時、練習船に2週間乗船する航海実習に臨むが、この経験が気象予報士を目指すきっかけとなり、1回目の受験では不合格だったが、3年の時、2回目で合格する[2]。
大学卒業後、北海道文化放送(UHB)に入社。事業部を経て報道記者となる。その折に医療裁判ドキュメンタリーの製作に携わったことを機に、かねてから抱いていた医師への夢が再燃。医学部入学を目指しUHBを退社する。しかし、2度受験に失敗したため、金銭面の問題などから再受験を断念。民間の気象会社に転職し、業務用の気象予測など担った[2]。
29歳の時、気象キャスターへの転身を決意。九州での修行時代は、NHK福岡放送局に出演する吉竹顕彰を師と仰ぎ、多い時で週3回の酒席も「補習授業」と思って参加し、何でも質問した[3]。 2006年からNHK熊本放送局の気象キャスターを3年半務め、2010年に東京の気象キャスターオーディションに合格[2]。以来、主に平日夜間のNHKの報道番組で活動している。
2021年5月から放送開始のNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』では、ドラマ内の「気象考証」を担当する[4][5]。また、ドラマ内の社内コンペの審査員として登場した。
2018年に気象・防災関連のコンサルティングなどを行う株式会社ヒンメル・コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。防災には家族の話し合いが必要と考え、未来を見据えて行動するスキルを「ヒンメルカレッジ」で伝えている。
また、ABLab宇宙天気プロジェクトマネージャ、宇宙天気ユーザー協議会アウトリーチ分科会会長として、文明進化型の新たな災害に備える取り組みを進めている。NPO法人気象キャスターネットワーク会員。
出演番組[編集]
現在[編集]
- ニュースウオッチ9(NHK東京、2016年度 - )
過去[編集]
- ひのくにYOU(NHK熊本、2006年度)
- クマロク!(NHK熊本、2007年度 - 2009年度)
- NHKニュース24(NHK東京、2010年度 - 2011年度)
- NEWS WEB 24[6](NHK東京、2012年度)
- 首都圏ニュース845(平日)、ニュース845(土日以外の祝日)(NHK東京、2010年度 - 2014年度)[7]
- NEWS WEB(NHK東京、2013年度 - 2015年度)
- 気象情報
- (平日19:58)(NHK東京、2015年度)
- (全国・関東ローカル)(11:54 - 12:00)(2023年10月6日:佐藤公俊の代理)
- さし旅「雨マニアと巡る"梅雨乗り切れ!"ツアー」(NHK総合・2018年6月2日20:15 - 20:45)
- NHKニュース7(NHK総合・2021年1月12日 - 3月19日、4月26日 - 6月18日の平日、週前半)[8]
- あさイチ「9月は台風シーズン・水害から身を守るには?」(NHK総合・2021年9月6日)
- 明日をまもるナビ「教えて!斉田さん 気象データってどう見るの?」(NHK総合・2021年9月19日)
- サラメシ(NHK総合・2021年9月28日)
著書[編集]
- 『いのちを守る気象情報』 NHK出版、2013年。ISBN 978-4-14-088404-1。
- 『知識ゼロからの異常気象入門』幻冬舎、2015年。ISBN 978-4-344-90295-4。
- 『新・いのちを守る気象情報』NHK出版、2021年。ISBN 978-4-14-088654-0。
- 『空を見上げてわかること 身近だけど知らない気象予報士』ISBN 978-4-569-88050-1。
監修[編集]
- 『天気のふしぎえほん』PHP研究所、2017年。ISBN 978-4-569-78644-5。
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b c 「スクールデイズ 転校で気候の違いに興味 気象予報士 斉田季実治さん」『読売新聞』14頁 2018年7月26日
- ^ a b c d “様々な経験を活かし天気を伝える-気象予報士・斉田季実治さん【北大人に聞く 第3回】”. 北海道大学新聞. (2018年10月31日) 2019年1月12日閲覧。
- ^ 「一語一会 気象キャスター・斉田季実治さん 先輩気象キャスター・吉竹顕彰さんからの言葉」『朝日新聞』夕刊 4頁 2015年10月22日
- ^ “西島秀俊「朝岡キャスター」に同情? 斉田季実治「天気予報を見て~」”. J-CASTニュース. (2021年5月18日) 2021年6月19日閲覧。
- ^ 中野由喜 (2021年6月18日). “朝ドラの気象考証担当・斉田季実治氏の“熱い経歴” 主人公・モネと「似た面あります」”. ENCOUNT. 2021年8月19日閲覧。
- ^ 放送が休止される祝日には、代替で放送される『NHKニュース』に出演。
- ^ 担当終了後も、不定期で出演することがある。
- ^ 週後半は平野有海が担当。
外部リンク[編集]
- NHK首都圏 プロフィール - ウェイバックマシン(2014年5月17日アーカイブ分)
- 株式会社ヒンメル・コンサルティング(旧・空を見上げよう) - 公式webサイト
- さいたさんのEnjoy天気 - 公式ブログ
- 斉田季実治 (@tenki_saita) - X(旧Twitter)
- 斉田季実治 (@kimiharu_saita) - Instagram
- 斉田 季実治 (kimiharu.saita) - Facebook