探偵スルース
探偵<スルース> | |
---|---|
Sleuth | |
主演のオリヴィエ(本作の楽屋にて撮影) | |
監督 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ |
脚本 | アンソニー・シェーファー |
原作 |
アンソニー・シェーファー 『探偵<スルース>』 |
製作 | モートン・ゴットリーブ |
製作総指揮 | エドガー・J・シェリック |
出演者 |
ローレンス・オリヴィエ マイケル・ケイン |
音楽 | ジョン・アディソン |
撮影 | オズワルド・モリス |
編集 | リチャード・マーデン |
製作会社 | Palomar Pictures |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1972年12月10日 1973年5月19日 |
上映時間 | 138分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス |
言語 |
英語 イタリア語 |
『探偵<スルース>』(たんていスルース、原題: Sleuth)は、1972年のアメリカ合衆国・イギリスのミステリ映画。アンソニー・シェーファーの同名舞台(原題: Sleuth)をシェーファー自らの脚本で映画化しており、ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督の最後の作品である。主演はローレンス・オリヴィエとマイケル・ケイン。
ストーリー[編集]
著名なミステリー作家のワイクは、妻の不倫相手で美容師のティンドルを自宅に呼びつけた。
不倫の追及を受けるものと思っていたティンドルだったが、ワイクは「浪費家の妻にはほとほと困り果てていた」「私にも素敵な愛人がいる」と切り出し、自宅の金庫に保管している宝石を泥棒に扮して盗んで欲しいと言い出した。宝石には盗難保険がかかっているため、双方に利益があるという言い分であった。
あまりにも虫の良い話だったが、金銭的に厳しいティンドルはワイクの筋書きどおりに、珍妙な手順で宝石を盗み始める。
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キャスト・日本語吹替版[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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TBS版 | テレビ版2 | ||
アンドリュー・ワイク | ローレンス・オリヴィエ | 島宇志夫 | 高橋昌也 |
マイロ・ティンドル | マイケル・ケイン | 羽佐間道夫 | |
ドップラー警部補 | アレック・コーソーン | ||
タラント巡査部長 | ジョン・マシューズ | ||
マーガレット・ワイク | アレック・コーソーン | ||
タラント巡査部長 | イヴ・チャニング | ||
ヒッグス巡査 | テディ・マーティン | ||
日本語版スタッフ | |||
演出 | 春日正伸 | ||
翻訳 | 矢田尚 | ||
効果 | 赤塚不二夫 PAG |
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録音 | アートセンター | ||
配給 | ビアコム・ジャパン | ||
初回放送 | 1979年8月11日 『土曜ロードショー』 24:00-25:55 |
- テレビ版2: 初回は延長枠で放送されたと書籍に掲載されている[1]。
スタッフ[編集]
- 監督: ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
- 製作: モートン・ゴットリーブ
- 製作総指揮: エドガー・J・シェリック
- 原作・脚本: アンソニー・シェーファー
- 撮影: オズワルド・モリス
- 編集: リチャード・マーデン
- プロダクションデザイン: ケン・アダム
- 美術: ピーター・ラモント
- 衣装デザイン: ジョン・ファーニス
- 舞台装置: ジョン・ジャーヴィス
- 音楽: ジョン・アディソン
評価[編集]
Rotten Tomatoesによれば、25件の評論のうち高評価は96%にあたる24件で、平均点は10点満点中8.46点となっている[2]。
2012年には、アカデミー・フィルム・アーカイブに保存された[3]。
賞歴[編集]
映画祭・賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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アカデミー賞 | 監督賞 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ | ノミネート |
主演男優賞 | ローレンス・オリヴィエ | ||
マイケル・ケイン | |||
作曲賞 | ジョン・アディソン | ||
ニューヨーク映画批評家協会賞 | 主演男優賞 | ローレンス・オリヴィエ | 受賞 |
エドガー賞 | 映画賞 | アンソニー・シェーファー | 受賞 |
リメイク[編集]
2007年、原作舞台劇が『スルース』として再映画化され、本作に出演したマイケル・ケインが逆の役で再出演している。
出典[編集]
- ^ 『別冊映画秘宝 吹替洋画劇場』 1巻、洋泉社〈別冊映画秘宝〉、2003年。ISBN 978-4896917420。
- ^ “Sleuth (1972)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月20日閲覧。
- ^ “Preserved Projects”. Academy Film Archive. 2024年5月23日閲覧。