広瀬橋 (福島県伊達市)
広瀬橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 福島県伊達市 |
交差物件 | 広瀬川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道349号 |
施工者 | コミヤマ工業 |
竣工 | 1992年 |
座標 | 北緯37度51分19.5秒 東経140度36分24.9秒 / 北緯37.855417度 東経140.606917度座標: 北緯37度51分19.5秒 東経140度36分24.9秒 / 北緯37.855417度 東経140.606917度 |
構造諸元 | |
形式 | 3径間鋼連続鈑桁橋 |
全長 | 84.9m |
幅 | 17.8m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
広瀬橋は、福島県伊達市にある道路橋である。当頁では当橋梁のバイパス路線に当たる広瀬大橋についても述べる。
概要[編集]
伊達市梁川町中心市街地を流れる一級水系阿武隈川水系広瀬川に架かり、国道349号を通す。南詰は梁川町本町、北詰は梁川町右城町に位置する。現在掛かる橋は1992年に竣工した鋼鈑桁橋であり、橋上は上下対向2車線で供用されており、上下線両方向に歩道が設置されている。1986年に発生した8.5水害を経機に行われた広瀬川の河川改修事業との合併施工として1991年より建設された。総工費は5億5000万円[3]。1994年8月11日、周辺の拡幅整備を含む広瀬橋工区として全長440mの区間が完成供用され[4]、広瀬大通りの愛称がつけられている。歩道上には梁川町出身の芸術家、太田亮平作の裸婦像が設置されている。
沿革[編集]
- 当地には江戸時代より橋梁が架設されていたが、架橋と流出を度々繰り返していた[5][6]。
- 1901年(または1898年)8月2日 - ハウトラス橋として架橋。1909年8月流出[7]。
- 1911年11月 - ボウストリングトラス橋+鈑桁橋として架橋。上部工施工は横河橋梁[8]。
- 1933年11月 - 5径間RCT桁橋として架橋。全長50.9m[9]。
- 1960年10月10日 - 橋梁拡幅工事が竣工し開通[10]。
- 1986年8月5日 - 8.5水害により橋梁周辺部の市街地一体が浸水、甚大な被害となる。これにより広瀬川の河川改修が行われることになる。
- 1994年8月11日 - 周辺区間の改良とともに完成供用。
周辺[編集]
広瀬大橋[編集]
広瀬大橋(ひろせおおはし)は、広瀬橋のある国道349号現道の梁川市街地区間のバイパス路線である国道349号梁川バイパスが広瀬川を渡る橋梁である。
- 全長…320.1m
- 主径間…44.0m
- 幅員…14.5m(車道部7.5m、歩道部3.5m×2)
- 形式…8径間鋼連続鈑桁橋[11]
梁川町市街地の北西で広瀬川を渡り、南詰は梁川町下河原、北詰は梁川町西塩野川に位置する。2017年度の開通を見込んでいたが予算の問題や、河川管理者である国土交通省との協議の遅れにより、2018年4月現在、橋台設置等の下部工工事が行われている状態であった。
2022年(令和4年)9月23日、梁川バイパスの全線開通により供用開始された[12]。
脚注[編集]
- ^ 広瀬橋 - 日本橋梁建設協会橋梁年鑑データベース。2018年7月12日閲覧。
- ^ 平成28年度橋梁点検結果 (PDF) - 福島県土木部
- ^ 福島県の橋梁 平成10年度版 - 福島県土木部
- ^ 福島県土木行政の歩み (PDF) - 福島県建設技術協会
- ^ 広瀬橋1719-7- - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2018年7月12日閲覧。
- ^ 広瀬橋1816- - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2018年7月12日閲覧。
- ^ 広瀬橋1901-8-2(1898?) - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2018年7月12日閲覧。
- ^ 広瀬橋1911-11 - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2018年7月12日閲覧。
- ^ 広瀬橋1933-11 - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2018年7月12日閲覧。
- ^ 梁川町郷土史年表 - 福島県教育委員会
- ^ 主要事業の概要(道路課) (PDF) - 福島県県北建設事務所
- ^ “国道349号 梁川バイパスが全線開通します。” (PDF). 福島県土木部道路整備課・福島県県北建設事務所 (2022年8月10日). 2022年8月11日閲覧。