峯岸賢太郎
峯岸 賢太郎(みねぎし けんたろう、1937年2月24日 - 2006年5月11日)は、昭和・平成時代の歴史学者。旧・東京都立大学名誉教授。
経歴[編集]
昭和12年(1937年)、東京府に生まれる。
昭和34年(1959年)早稲田大学教育学部卒業。昭和36年(1961年)東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。昭和37年(1962年)東京都立大学助手、昭和51年(1976年)助教授、昭和62年(1987年)教授。
研究業績[編集]
近世被差別民に関する研究を行い、平成9年(1997年)には『近世被差別民史の研究』(校倉書房・1996)で東京都立大学から博士号を授与される。
被差別民とは、身分制を維持するため政策的に作り出されたもの(部落差別政治的創出論)ではなく、社会の中で自然と生まれたものである(習俗的差別論)という論陣を張った。
著書[編集]
- 近世身分論・校倉書房・1989
- 近代に残った習俗的差別・兵庫部落問題研究所・1990
- 近世被差別民史の研究・校倉書房・1996
- 皇軍慰安所とおんなたち・ 吉川弘文館・2000
関連項目[編集]
参考文献[編集]
『日本歴史』第700号・2006・P.170