存斎光一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

存斎 光一(そんさい こういつ、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴[編集]

師系・経歴不明。『光悦正流独稽古初編』の跋文に、「…もとより永雄ぬしは画をこのみ、かつしかの為一先生葛飾北斎の門人存斎光一といへり」とあるが、飯島虚心の『葛飾北斎伝』には門人として名が見えず、北斎の門人だったかどうかは定かではない。絵は北斎風とされる。文政の頃に色紙判の摺物や狂歌本の挿絵を描き、名には「法橋」ともあり、法橋に叙せられたとみられる。なお光一英章とは別人である。

作品[編集]

  • 光悦正流 盆画独稽古初編』 ※文政11年(1828年)刊行。月花永女著、存斎光一校
  • 『巴流歌寿見』 絵入狂歌本 ※秋長堂物簗撰
  • 「鼠と小槌」 色紙判摺物

参考文献[編集]