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レイズ (スナック菓子)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Lay's
ロゴ
種類 ポテトチップス
所持会社 ペプシコ
使用開始国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
主要使用国 全世界
使用開始 1940年
関連ブランド フリトレー
旧使用会社 1932–1961 レイズ(Lay's)
1961–1965 フリトレー(Frito-Lay Inc.)
ウェブサイト https://www.lays.com
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レイズ (Lay's) は、ポテトチップスのブランドである。それを創設した会社の名前でもあり、フリートス (Fritos) と合併しフリトレー (Frito-Lay) と称する。1965年からフリトレー社を通じてペプシコが保有している。日本ではカルビー傘下のジャパンフリトレーが輸入販売を行なっている。

レイズは会社の主要ブランドで、他のブランド名が使用されている限られた市場[注釈 1]を除いて「Lay's」として世界中で使われている。

歴史[編集]

レイズ

1932年、セールスマンのハーマン・レイ英語版テネシー州ナッシュビルスナック食品事業を開始した[1]1938年、彼はジョージア州アトランタに拠点を置くポテトチップスメーカー「バレット・フード社 (Barrett Food Company)」を買収し、「H.W.レイ・リンゴ&カンパニー (H.W. Lay Lingo & Company)」と改名した。レイはアメリカ南部を横断し、車のトランクで製品を販売した。

1944年に「ザ・レイズ・レイ・リンゴ社 (The Lay's Lay Lingo Company)」と社名を短縮し、有名人のバート・ラーを広告塔に迎え、スナック食品メーカーとして初めてテレビコマーシャルを放映した[2]

1961年、チャールズ・E・ドゥーリン (Charles E. Doolin) によって設立された「フリトー社 (Frito Company)」とレイズが合併し、スナック菓子メーカーとしては最大規模の年間売上高1億2700万ドルを誇る「フリトー・レイ社 (Frito-Lay Inc.)」が誕生した。その後まもなく、レイズは最も有名なスローガンである「bet you can't eat just one(きっと一つだけじゃ物足りない)」を発表した。チップスの販売は国際的なものとなり、多くの有名人の支持者によって支援されたマーケティングとなった。

1965年にフリトレーはペプシコーラ社 (Pepsi-Cola Company) と合併し、ペプシコ社 (PepsiCo, Inc.) を設立した。1991年にチップスの新しい配合が導入されて、鮮明で長く新鮮に保たれるようになった。その後まもなく新たに「Wavy Lay's」ブランドで1994年から全国展開した。 1990年代半ばから後半にかけて、レイズは低カロリーのベイクドバージョンと完全無脂肪のLay's WOW chips英語版を発売した。

2000年代にプリングルズと競合を目的としたレイズスタックス英語版[3]のようなケトル調理ブランドが登場し、様々なフレーバーバリエーションを追加して発売した。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ イギリスとアイルランドでのWalkers、オーストラリアでのSmith's 、エジプトと西バルカン半島でのChipsy、イスラエルでのTapuchips、コロンビアのマルガリータ、メキシコでのMargarita、またかつてのカナダでのHostess。

出典[編集]

  1. ^ Jr, Robert Mcg Thomas (1982年12月7日). “HERMAN W. LAY, 73, IS DEAD; SUCCESS TIED TO POTATO CHIPS (Published 1982)” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/1982/12/07/obituaries/herman-w-lay-73-is-dead-success-tied-to-potato-chips.html 2021年2月19日閲覧。 
  2. ^ Nast, Condé. “My Father, the Potato Chip” (英語). The New Yorker. 2021年2月19日閲覧。
  3. ^ snackgirl (2008年9月3日). “Pringles vs Stax” (英語). Second Rate Snacks. 2021年2月19日閲覧。