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パンジシール紛争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パンジシール紛争

     民族抵抗戦線の活動範囲
  ターリバーン暫定政権の統制範囲
  軍閥の活動範囲
ISKPの活動範囲
戦争アフガニスタン紛争
年月日2021年8月17日-現在
場所アフガニスタン(主にパンジシール州
結果:旧政府勢力の衰退、新政府とISKPの抗争激化
交戦勢力
タリバン系勢力

アフガニスタンの旗 アフガニスタン
アルカイダ
パキスタン・ターリバーン運動

旧アフガニスタン・イスラム共和国勢力

アフガニスタン・イスラム共和国の旗民族抵抗戦線

アフガニスタン・イスラム国の旗北部同盟 (アフガニスタン)
支援
アメリカ合衆国の旗 アメリカ(疑惑)
IS勢力
ISIL(イスラーム国)の旗ISKP
ISIL(イスラーム国)の旗 ISIL

その他反タリバン勢力(軍閥など)

指導者・指揮官
ターリバーンの旗ハイバトゥラー・アクンザダ
ターリバーンの旗ムハンマド・ヤクーブ
ターリバーンの旗カーリ・ファシフディン英語版
サイフ・アル=アデル
アフガニスタン・イスラム共和国の旗アムルラ・サレー(亡命
アフガニスタン・イスラム共和国の旗アフマド・マスード(亡命)
アフガニスタン・イスラム共和国の旗ビスミッラー・ハーン・モハンマディ(亡命))
ISIL(イスラーム国)の旗シャハブ・アル・ムハジル

パンジシール紛争(:Panjshir conflict)とは、アフガニスタン紛争中に2021年のタリバン攻勢によって国土の大部分がタリバンに支配された[1]ことによりアフガニスタン・イスラム共和国の残存勢力である民族抵抗戦線が、パンジシール州などで新政府に抵抗[2]を行い、同様に反タリバン勢力のISKPなども各地のテロ行為で抵抗を行った[3]ことによる反タリバン勢力と政府軍の戦闘である

前史[編集]

アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)後半にかけてアフガニスタン・イスラム共和国(以下旧政府)は不利な状況になっておりドーハ合意によりアメリカ2021年5月に撤退を開始すると5月からタリバンによる2021年ターリバーン攻勢が始まり、8月15日に旧政府首都カーブルが陥落(詳しくはカーブル陥落)旧政府は崩壊し旧政府大統領アシュラフ・ガニーは国外逃亡した。しかし旧政府副大統領アムルッラー・サーレハは暫定大統領に就任すると宣言彼ら旧政府残党はパンジシール州でタリバンに抵抗を開始した。

関連項目[編集]

  1. ^ 日本放送協会 (2021年9月6日). “ぽきっと折れた アメリカの理想~アフガニスタン撤退で世界は? | NHK | WEB特集”. NHKニュース. 2024年6月4日閲覧。
  2. ^ タリバン、アフガンの抵抗勢力「最後の拠点」の掌握宣言 「戦争の泥沼」から脱却と”. https://www.reuters.com/.+2024年6月4日閲覧。
  3. ^ 日本人が知らないアフガニスタンを蝕む憎悪”. 東洋経済オンライン (2018年2月20日). 2024年6月4日閲覧。