カノン (お笑い)

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カノン
メンバー 田丸裕章
樋山潤
結成年 2003年
解散年 2011年
事務所 松竹芸能
活動時期 2003年 - 2011年
出会い 早稲田大学寄席演芸研究会
旧コンビ名 マリコ
現在の活動状況 解散
芸種 コント漫才
ネタ作成者 両者
現在の代表番組 なし
過去の代表番組 あらびき団
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カノンは、松竹芸能に所属していたお笑いコンビ

来歴[編集]

早稲田大学のお笑いサークル「早稲田大学寄席演芸研究会」で出会い[1]、サークルの中では「2人とも人見知りでポツンとして浮いていた」(田丸・談)[2][1]ということで、お互い一番最初に話しかけた者とコンビを組もうと思ったことが結成のきっかけという[1][2]2003年に結成。アマチュアのお笑い大会を観に来ていた松竹芸能のマネージャーからスカウトされ[1][2]、松竹芸能入り。

コンビ名の由来は音楽様式の一つのカノンに由来し、田丸曰く、コンビ名を決める時に居た喫茶店でちょうど流れていた音楽がカノンだったという説や、自分たちが繰り返すネタをよくやっているので、繰り返す音楽であるカノンと掛けているという説もあるとのこと[2]

M-1グランプリ2006・2007は3回戦敗退。2011年3月23日をもって解散。

その後2人ともに芸能界を引退したが、M-1グランプリ2019にアマチュアのトリオ「マグマ」としてエントリーした[3]

メンバー[編集]

樋山 潤(ひやまじゅん、1983年11月8日[1] ‐)立ち位置は左で一応ボケ担当。

田丸 裕章(たまるひろあき、1983年7月14日[1] ‐)立ち位置は右で一応ツッコミ担当。

芸風[編集]

  • ボケとツッコミという役割分担が存在しない、変わった設定のコントを得意とした。
ピザをカットするための鉄でできた円形の外側にギザギザがついていて回転するやつのカスタマーサービスセンター」「どうでもいいことだけ黙秘する犯人」「意味もなくひたすらタウンページを暗記している男」「鼻くそをほじっているとなぜかスターウォーズのテーマが流れる男」など。
  • その後は、二人が正面を向いて直立し、交互にセリフを言うスタイルを確立した。
  • 代表作は「僕たちは動物園が大好きです」ネタ。WWFのTシャツを着て、実在する動物園と動物達を二人が交互にセリフを回しながら紹介するが、愛情が強すぎて興奮状態に陥る。
このシリーズのレパートリーは「旭山動物園」「熱川バナナワニ園」「町田リス園」「市原ぞうの国」など。
樋山が元々動物園好きで、旭山動物園のネタから作り始める。樋山本人もこれがターニングポイントだと話している[1]

出演番組[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m お笑いポポロ 2009年3月号(麻布台出版社)「爆笑!感動!!コンビ人生劇場」104 - 105頁
  2. ^ a b c d お笑いハイブリッド!! Vol.2(2010年3月号、メディアボーイ)「青田買いライブへ行こう」67頁
  3. ^ マグマ | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2020年7月25日閲覧。
  4. ^ “大塚「ぼんご」で修業しおにぎり屋を出店! 弟子たちの奮闘とは”. マイナビニュース. (2022年10月21日). https://news.mynavi.jp/article/20221021-2484734/ 

外部リンク[編集]