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イワオウギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イワオウギ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: バラ目 Rosales
: マメ科 Fabaceae
: イワオウギ属 Hedysarum
: イワオウギ H. vicioides
学名
Hedysarum vicioides
Turcz.
subsp. japonicum
(B.Fedtsch.) B.H.Choi et H.Ohashi
var. japonicum
(B.Fedtsch.) B.H.Choi et H.Ohashi
(1988)

イワオウギ (岩黄蓍、Hedysarum vicioides subsp. japonicum var. japonicum) はマメ科イワオウギ属多年草である。別名をタテヤマオウギとも言い、中部以北の本州北海道亜高山帯から高山帯にかけての草地・砂礫地に分布する。花期は6-9月、やや黄色がかった白い小さな花が、茎の先に房状に10-30個咲く。根は木質で、乾燥に耐えられるようになっている。

よく似た種類にシロウマオウギリシリオウギタイツリオウギ(いずれもイワオウギとは別属のゲンゲ属)があり、分布域も重なっている。イワオウギは他の種と比べて花が穂状に長いこと、また果実のなる季節であれば、さやに節があることで他種と識別できる。