ねずし
ねずし(寝鮓、寝寿司、飛騨寝鮓)とは、岐阜県飛騨地方の郷土料理で、なれずしの一種[1]。 「くさりずし」とも[2][3]。
概要[編集]
雪深い地方の冬の動物蚕白不足を補うため、にしんを沢山買いこんで漬けて食べたのが始まりとされる[4]。
塩漬けにした鱒やにしん、鮭などの魚を一晩塩抜きし、そぎ切りにして、切って塩漬けをした大根、にんじん、白菜などとともに飯、麹、塩と混ぜ合わせ漬け込み、重しをして半月ほど寝かせて発酵させたもの[5] 。「ごっつお(ご馳走)」と呼ばれる、飛驒南部における伝統的な正月料理の一種である[4][6]。
脚注[編集]
- ^ 日本の郷土料理がわかる辞典. “寝鮓とは”. コトバンク. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “日本で最も美しい村 馬瀬地方自然公園 郷土料理”. www.maze-shizenkouen.jp. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “下呂の郷土料理”. 下呂たび. 下呂市役所 観光商工部 観光課. 2020年12月1日閲覧。
- ^ a b “にしんずし - 【郷土料理ものがたり】”. kyoudo-ryouri.com. 2020年12月1日閲覧。
- ^ 日本の食べ物 (2009年3月8日). “ねずし | 日本の食べ物用語辞典”. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “正月へ漬け込み 下呂 /岐阜” (jp). Mainichi Daily News. (2015年12月9日) 2020年12月1日閲覧。